ワタミがブラック企業でない理由って？ [ニュース]
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違和感の残るインタビュー
Yahooニュースに、東洋経済オンライン経由のインタビュー記事が載っていました。
インタビューを受けたのは桑原豊社長。
タイトルは「ワタミがブラックとは全然思っていない」。
世間の評判に対しては、なかなか挑戦的なタイトルです。
本当にそうかなあ。
そう思いながら読み進めていきました。
ボリュームゾーンの客足は本当に減っている？
ジブンはよくお酒を飲みに行きます。
このブログでも更新がない日は基本的に飲み会に出てるんだとお思い下さい（笑）
ジブンは福岡・天神で飲み歩いているのですが。
まあ、九州では大きいエリアだと思うので全部が全部的外れなこと書く、ってこともないんじゃないかと。
以前はよく博多駅周辺で飲んでいたのですが、会社が天神に移ってからは天神でばかり飲むようになりました。
そこで感じたのは天神というのは若者の街なんだな、ってこと。
オジサン相手の高級店、というか味にこだわりのある店はそんなになく、それこそボリュームゾーンといえる、いわば
「安かろう、悪かろう」
的な店が多い印象ですね。
まあ、九州なので刺身をはじめとした食材はいい方ですね。価格を考えると。
で、ボリュームゾーンでも人気店はいつも大混雑ですよ。
その混雑を避けるため、最近人気のないしたワタミへ、というパターンが多いです。
そのワタミにも入れないほどお客が多い日もありますよ。
それって驕り？
まず考えないといけないのはなんで人気が無くなったか、ってことなんじゃないでしょうか。
自分らがやってることが全て正しい、というなんだかよくわからない根拠があるような気がするんですよ。
「最近はいろいろなサイトで飲食店の情報が取れる」ことを根拠として大手チェーンが弱くなったと述べていますが
本当にそうなんですかね？
あ、この店はいい雰囲気だな、とかクチコミがのったりするのは逆にメリットなんじゃないですかね。
大手ならではの強みを活かせていないんじゃないでしょうか。
店長による独自性だって認めてもいいような気もしますが。
以前も書きましたが、ワタミ系って従業員の質はいいと思うんですよね。
いや〜な従業員がいないっていうか、
よく行く人気店にだっていや〜な従業員がいるのに、です。
ってことは、ワタミの人気がなくなったのってやっぱり風評被害、なんでしょうか。
ブラック企業の条件として賃金が安い、とか労働時間が極端に長いとかがあると思います。
時給アップ、という言葉も出てきますが取引先の話が出てくるなどでうやむやにされているような。
家族にだって
インタビューの中で、「社員は家族であり同志」なので労働組合はいらないというくだりもあります。
これっていい隠れ蓑ですね。
曰く、家族なんだから監視役とか要らない、とか対立しなくてもいい、とかっって。
同志だったらナアナアでやっていけるんでしょうか。
サブロク協定が形骸化していないでしょうか。
利益重視でサービス残業を強要されたり休日が犠牲になっている社員がいないでしょうか。
もちろん、労働組合だって万能じゃないです。
ジブンも労働組合の書記長をやっていたからわかるんですよね。
でもまあ、労組を認めないんだったらしょうがないですよね。
自浄作用に期待するほかはないでしょう。
それがうまくいっていなかったからブラックと揶揄されるようになったんじゃなかったんですかね。
ブラックじゃなくすには
先に書きましたが、ワタミ系にはいや〜な従業員が少ないです。
それでもなんでジブンらを含めみんなワタミに行かなくなったのか。
先日行われた株主総会後の講演で創業者の渡邉美樹氏が分析していた
「ラーメン屋でも、コーヒーショップでも、お酒が飲めるようになった」
という話。まあ事実でしょう。
たしかにコーヒーショップでお酒飲むこともありますから。
でもなんでワタミに行かないのか。
「ワタミってブラックだしね」
って一言でだれもワタミに行こうと思わなくなるんですよ。
たしかにワタミにとっては冗談じゃない、風評被害だ、ちゃんとやってるんだ！と思うのかもしれません。
しかしインタビューではその「思い」だけが先行していて具体的なものへの言及はありませんでした。
そう、労働条件がしっかりしてますよというクドいくらいのアピールをしなければ
「あ〜、ブラック。」という一般的な認識は変わらないと思いますよ。
自分達は間違ってない、これでいい、と突き進むのはいいことなのかもしれませんが。
ここまで「ブラック」という認識が浸透した今はそれを払拭するアピールくらいは打っておいた方がいいと思うのですがね。
上層部の舵取りがすっごくヘタな気がするんですよね。
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2014-07-28 15:48
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